資本主義の成熟とともに、世界はマンネリ化を迎える

戦争のない時代、人類は企業の一員として終わりのない競争を繰り返す

モノで溢れ、一見豊かになったように見えて、心の豊かさは大きくなるどころかむしろ退化しているように感じる。

成熟した社会に到達した今我々が目指すべきは、さらなる成長ではなく、今あるモノ・コトを見つめ直し、そこに新たな価値を見出すことではないだろうか。

日本を代表する経営者の佐藤航洋氏はこれからの時代は、資本主義から価値主義の時代になるだろうと予測している。

そうだとするならばまず人々がやるべきことは何か。

それは「言葉の再定義」である。

「言葉」とは、人間が作り出した概念であり、物事を考える枠組みである。

それは時代とともに意味が変わらない普遍的な言葉もあれば、変わりうる可能性を秘めた言葉もある。

我々は後者の言葉を見つめ直すことにより、今ある豊かさを新たな視点から認識できるようになるのではないだろうか。

言葉は道具でしかない、されど人間社会を変える力を秘めている。

現代にあった言葉を再定義し、心の豊かさとともに新たな価値主義の時代を生きていこう。